2012年 冬春跨季 WOWOW 電視劇
戦場を取材していたジャーナリスト・加山(仲村トオル)の元に衝撃的な一報が入る。12年前に起こった幼児殺害事件の犯人として服役していた篠塚(國村隼)が、実は冤罪だったのだ。當時、この事件の取材をしていた加山は、確信を持って篠塚が犯人だという記事を書き続けていたが、12年を経てそれが誤っていたと立証されてしまった。篠塚の弁護人・石原(黒木瞳)は會見を開き、警察のずさんな捜査を非難、失われた12年の苦しみを訴える。しかし、篠塚の娘・美保(本仮屋ユイカ)は、今になって出所した父親に対し、複雑な思いを抱く。また、被害者の姉・弘子(ミムラ)も、この事実を受け入れ難く感じていた。會見を厳しい表情で見つめる刑事・淺田(陣內孝則)は、篠塚を犯人として刑務所へ送り込んだ張本人。無実の人間を捕らえてしまった淺田、犯人に仕立てて世論をあおってしまった加山。…それぞれが今、“冤罪”という事実に向き合いはじめる。