主人公の鈴宮深樹(25歳)は、ある事情から安定した職業につきたくて公務員を目指し、あらゆる試験を受けて唯一受かったのが、國稅局の國稅専門官。
東京國稅局管內の稅務署に配屬され新米徴収官として働き始めます。上司の鏡雅愛(かがみまさちか)は、冷血無比で周囲から“死神”と言われているトッカン。そんなトッカン・鏡の補佐として、日々、稅金滯納者の取り立てに奔走します。
納稅を拒否する資産家マダムからは、高級外車や海外ブランドのセーター、果てはペットの愛犬まで、S(差し押さえ)。貧しい工場に取り立てに行って、すげなく追い返されたり、カフェの二重帳簿を暴くため、マルサのような潛入捜査を命じられたり、銀座の高級クラブのママと闘ったり。
人間不信に陥るような強烈な出來事や、ぐー子が抱える過去や家族の問題。人の生活と欲望に直結している“稅金”にまつわる數々の事件をぐー子の成長と共に描いていきます。