數ある歴史モノの中でも、もっともドラマが多い『戦國時代』。中でも人々を惹きつけてやまない魅力を持つ『織田信長』の料理番は、現代からやってきたシェフだった!?
フレンチシェフのケンが目を覚ますと、そこは幾多の大名たちが戦を繰り広げる戦國の世だった 。目覚める前の記憶は一切無くしてしまっていたケンだったが、“料理のテクニック”だけは覚えていた。そうして京の都で評判の料理人になったケンの噂を聞きつけたのは、戦國の雄・織田信長!
天下統一に向けて精力的に動いていた信長は、ケンを料理番として召し抱え、無理難題を突きつける。『宣教師・フロイスの本心を確かめる料理』『足利義昭に朝倉討伐を認めさせるための料理』『北畠具教に和睦を受け入れさせる料理』――
しかも、料理を作るにも“醤油”など當時はまだ存在していなかった素材や調味料もあり、創意工夫で乗り越えていかなくてはならない…。だが気が短い信長のこと――失敗すれば、命の保証はない!
果たして、ケンは戦國の世を料理の腕だけで、生き抜くことができるのだろうか!?